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上地結衣選手パラリンピック銅メダル!!

2016年9月16日

 明商第58回生 上地結衣選手 

パラリンピック銅メダル獲得!!

おめでとうございます!!!

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リオデジャネイロパラリンピック、車いすテニスの女子シングルスで上地結衣選手は3位決定戦に勝ち、この種目で日本で初めて銅メダルを獲得しました。

世界ランキング2位の上地選手は、14日の車いすテニス女子シングルス3位決定戦で世界7位、オランダのディーデ・デフロート選手と対戦しました。
上地選手は第1セット、ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームで相手を左右に揺さぶるショットで流れをつかみ、6ー3でこのセットを奪いました。
第2セットでは、序盤、相手の強力なフォアハンドに苦しめられ3ゲームを連続で奪われますが、その後は積極的に前に出てからのバックボレーやドロップショットなど多彩なショットで4ゲームを奪い返し6ー3で取りました。
上地選手は、セットカウント2対0のストレート勝ちで、この種目、日本初のメダルとなる、銅メダルを獲得しました。

上地結衣選手は22歳。左利きで、多彩なショットを正確に打ち分けるテクニックが持ち味です。
パラリンピックは2大会連続の出場で、高校3年生で初めて出場した前回のロンドン大会はシングルス、ダブルスともに準々決勝まで進みました。その後、プロとして活動を始め、おととし、四大大会のダブルスですべて優勝を果たし、シングルスも2大会で優勝しました。
最新の世界ランキングは2位で、リオデジャネイロ大会に向けてはバックハンドで鋭いスピンをかけるショットを新たに習得するなど、メダル獲得を目指してレベルアップを図ってきました。

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「前に出て決めた」

上地選手は涙を浮かべながらインタビューに応じ、「準決勝に残った自分以外の3人のオランダの選手たちは、自分よりもパワフルで背が高く、対抗するためには自分でゲームを作りコントロールすることが必須になるが、準決勝ではそれができずに、3位決定戦の試合前の練習でも思うようにいかずに不安があった。ただ、この4年間だけではなく今まで支えてくれた人のことを思えばボールは入る、という気持ちを大切にプレーした」と振り返りました。
また、「きのうの反省点として自分が前に出られなかったところが大きかった。きょうは最後の1試合なので、どんどん前に出ていって自分から決めにいきたかったので、その部分がすごくよかった」と話しました。

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